春に買ったいきいきとした多肉植物。
梅雨時期には長期の曇天と雨ざらしからの夏日の日差しと蒸れ。
昨日まで元気だった多肉植物が突然真っ黒になるなんてことも。。。
この記事では多肉植物を育てる上で気を付けたいことをおさらいニャ
最後にこの夏、ダメージを負った多肉植物の写真を載せています。
気になる方は、「おわりに」の写真を確認してください。
夏を乗り越えるのはプロの方でも難しいとの事。
素人の私がノーダメで乗り切れるはずもありません。
四季の変化は楽しみですが、真夏や真冬は特に注意が必要です。
【多肉植物の特徴】多肉植物には属性ごとに育成型という特徴があります。
- 属性
- 育成型
多肉植物の属性とは?
葉の形状や花の色、肉厚な葉っぱもあれば薄い葉っぱのタイプも。
夏の暑さに強いタイプもあれば冬の寒さに弱いタイプも。
全部同じというわけではありませんが、それぞれの特徴は「属性」ごとにタイプ分けが可能です。
- エケベリア
- セダム
- グラプトペタルム
- クラッスラ
- カランコエ
- アエオニウム
エケベリア
エケベリアの特徴的な形状は「ロゼット形」で、厚みのある葉が中心から放射状に広がる美しい形をしています。
セダム
葉の形や厚み、色が品種によって大きく違います。草っぽい葉、丸みを帯びた葉、どれも特徴的で寄せ植えなどには欠かせない脇役となります。
グラプトペタルム
多くの種類は茎立ちをし、ロゼット状に葉を展開します。とても丈夫で育てやすい品種です。
クラッスラ
葉が層に重なった草姿のものや、小さな葉が群生するタイプなど、様々な種類があり、紅葉が美しい品種が多い印象です。
カランコエ
ぷっくりとした肉厚の葉が特徴で、短く白い毛に覆われていることが多いです。
モケモケした姿とは相反して、寒さに弱い品種が多い印象です。
アエオニウム
冬生育型の多肉植物の代表的な品種です。
株立ちしてどんどん成長していく品種が多い印象です。
多肉植物の育成型とは?
多肉植物には育成期と休眠期があります。
育成期の違いで水やりのタイミングなどが違ってきます。
- 春秋型
- 夏型
- 冬型
春夏型:気温30度以上の夏と気温10度以下の冬は断水ぎみに育てる
春夏型の主な属性は次の通り。
- エケベリア
- セダム
- グラプトペタルム
夏型:気温10度以下の冬は断水ぎみに育てる
夏型の主な属性は次の通り。
- カランコエ
- クラッスラの一部品種
冬型:気温30度以上の夏は断水ぎみに育てる
冬型の主な属性は次の通り。
- アエオニウム
- クラッスラの一部品種
冬は耐寒性も注意!寒さが苦手な多肉植物もあります。
我が家ではセダム属のアロマティカスとカランコエ属の月兎耳がダメージを受けました。
氷点下になる地域は十分注意しましょう。
おわりに
実際に育ててみると、属性や育成型というのはあまり区別できません。
自分の場合は、育てる場所がベランダで日差しや雨ざらしなど分けて管理してあげられません
冬の雪予報の際には室内に避難するなど一時的な対処は出来ますが、夏の夕立後の蒸れなどダメージは確実に現れます。
下の写真は昨年2023年に実家からお迎えした名無しさん。
気が付いた時にはすでに手遅れな状態に。。。
左)2023年3月
右)2024年8月
夕立が続き、翌日に強烈な日差しと熱風にさらされてこのような状態になってしまったのだと思います。
属性や育成型にこだわって管理してあげられれば少しはリスクを減らせるかもしれません。
たくましい品種、デリケートな品種、育てているとだんだん違いが判ってきます。
そして、淘汰され、自分の育成環境に合った種類が残っていきます。
自分のお気に入りが残るかは運しだい。。。
いえいえ、そこは運ではなく環境を作り、育ててあげる!
そんな心意気があれば、労力をそっちに全振りするのもありです。
趣味の園芸の素晴らしいところ。
自分のやり方で、自分に合った育て方を探求できるところ。
ほったらかしでも綺麗に育ってくれたり、手間をかけたのに枯れてしまったり。
挫折の連続ではありますが、そんな多肉植物に励まされる毎日です。
秋になったら、また多くの多肉植物が育成期を迎えます。
過酷な夏を生き延びて、冬の紅葉に向けて元気に育ってほしいと願うばかりです。