【初心者向け】シンプルに考えよう!多肉植物の育て方『基本のキ』

多肉植物の育て方には、初心者が陥りやすい誤解やトラブルがあります。
「多肉植物はほったらかしでいいんでしょ?」「多肉植物すら枯らすような人間です」など、とても簡単なイメージがありますが、そんなことはありません。適切な環境やお手入れ方法を知って、自分の家にあった育て方を探してみましょう。

この記事では、多肉植物の基本的な育て方を紹介します。多肉植物の特性や魅力、適切な環境、植え方、水やりや日光管理、増やし方やお手入れなど幅広く解説しています。

この記事を読むことで初心者でも多肉植物の基本的な育て方を理解し、多肉植物を健康的に育てる自信を得る事ができます。また、育て方に関する心構えなど意識することで、失敗しても前向きに捉えることができるでしょう。

最初に結論を申し上げますと。。。
多肉植物の特徴を知って一般的な育て方で育てても、うまく育つとは限りません。 
(えっ?って思いますよね)

なぜなら

全員が同じ環境で育てる事はできない

からです。

もし枯れてしまっても育て方が間違っていたとは思わないでください!
その育て方は「自分の家の環境に合わなかっただけ」と割り切ることが重要だと思います。

まずは自分にあった育て方を探すことを楽しみましょう

とはいえ、基本的な育て方を知らない事には始まりません。
本ブログで、基本を知ってから、自分の家に合うよう応用してみてください。

この記事を読んでわかる事
  • 多肉植物を育てる時の心得
  • 多肉植物の特徴
  • 初心者におすすめの多肉植物
ごまもち
ごまもち

多肉植物を買ってみたけど元気がないみたい。

ちゃんとお世話してるんだけど。

ちゃっぴー
ちゃっぴー

多肉植物の育て方は簡単って聞くよね。

どんなお世話をしてるの?

ごまもち
ごまもち

オフィスのデスクで育ててるんだけど。

お水もちゃんと毎日あげてるよ。

ちゃっぴー
ちゃっぴー

あちゃー。
多肉植物は日光が大好き。
葉っぱに水分をため込むのでお水も控えめで大丈夫。

まずは多肉植物について教えるね。

多肉植物を育てる時の心得

まずは、多肉植物も植物である以上、お世話は必要です。
育て方は100人いれば100通り。
日当たりや風通し、水やりの頻度など外的環境に影響されるため、多肉植物の育て方に正解はありません
自分の家に合った育て方を探すことから始めましょう!

育て方に正解なし!(あくまで個人的見解です。)
自分の育成環境に合った育て方を探しましょう。

多肉植物の基本知識

多肉植物の特性

多肉植物は肉厚の葉や茎をもち、水を蓄えています。その独特な形状や色彩は観葉植物としても人気です。
多肉植物の基本的な育て方のポイントは環境要因が重要です。自分の家の環境を確認して適切な環境を整えましょう。

個人的に特に重要な環境要因は「日光」「風通し」「水やり」の3つだと思います。
詳しくは「多肉植物の育て方 3つのポイント」で説明します。

多肉植物の種類

個性的な見た目でかわいらしい多肉植物。
お花のような外見のものから草のような外見のものまで多種多様。
30種類以上の「属」に分類されており、育てやすさも違います。

主な属名は、「エケベリア」、「セダム」、「グラプトペダルム」「クラッスラ」など。
ホームセンターでもよく見かける属名です。

ごまもち
ごまもち

個人的にはかわいいと思ったら即買いです。

初心者におススメの属はある?

ちゃっぴー
ちゃっぴー

初心者には強い品種の代表でもある

グラプトペタルム属なんてどうかな?

おすすめの品種【3選】

お花のような形の多肉植物、むっちり肉厚な葉っぱの多肉植物、草のようなたくましい多肉植物。
これらの品種がそろっていると映える寄せ植えも簡単に作れます。

まずは、入手しやすい多肉植物を3種類、ご紹介します。

  • エケベリア属(多肉植物の代表!お花のような外見で美しい多肉植物)
  • グラプトペタルム属(肉厚でぷっくり。なんといっても環境適応力が高く強い多肉植物)
  • セダム属(草系やつぶつぶ系と呼ばれる寄せ植えの名脇役)
ごまもち
ごまもち

最近のマイブームは、ちゃっぴーもおススメ!グラプトペタルム。

お花のようなかわいい外見なのに丈夫で育てやすい品種です。

ちゃっぴー
ちゃっぴー

いろいろな品種があると寄せ植えも楽しいよ

多肉植物を育てる前に準備するもの

多肉植物を育てるためには、適切な鉢や土、薬剤などの準備が必要です。

鉢は排水穴が付いており、土が乾きやすい質のものを選びます。

土は水はけが良く、空気を含んでいることが重要です。

多肉植物にとっての主な害虫はカイガラムシです。予防のために、植え付ける際にオルトランDX(青い方)を土に混ぜ込みましょう。

肥料は、大きく育てたい場合は成長期に適度に与えても良いですが徒長の原因にもなりますので自分の環境を把握するまでは様子見で大丈夫です。土によっては、元肥として最初から入っているものもありますので、土を買う時に肥料入りなのか確認してください。

まずは肥料なしで様子を見るのがおすすめです。

多肉植物を育てる前に準備するもの
  • 鉢:排水穴がある、土が乾きやすい質のもの
  • 土:水はけが良く、空気を含んでいること(粒が大きいと加湿になりにくいです)
  • オルトランDX(青い方)

人気の鉢

プラステラシリーズ
プラ鉢 A-25

白い植木鉢に植えて並べると、紅葉が映える!(気がします。)

おススメの土

サボテン・多肉植物専用の土

土に水を含んだままの状態が長く続くと徒長や根腐れの原因になります。

オルトランDX(青い方)

多肉植物の主な虫害として、カイガラムシがあげられます。
オルトラン(赤い方)にはカイガラムシへ効果がありませんので買うなら青い方でお願いします。

オルトランを買うならDX(青い方)一択。

多肉植物の育て方 3つのポイント

多肉植物を育てる際に最も気にしないといけないのは多肉植物の置き場所です。
育て方が書いてあるラベルを見ると、「カーテン越しの明るい室内」なんて書いてありますが・・・
ほとんどの多肉植物は日光不足になってしまいます。

ただ、買ってきた直後に、いきなり直射日光に当てるのはNG。
購入場所にもよりますが、私がよく購入するホームセンターでは、店内で販売されているため、徒長気味。
(徒長とは、日光を求めて、びよーんと伸びた姿の事)

そんな子をいきなり直射日光に当ててしまうと、葉焼けしてしまいます。
最悪、環境変化に耐えられずそのまま枯れてしまうことも。。。

まずは店内より明るい場所、例えば、直射日光が当たらない明るい日陰に1週間ほど放置して新しい環境に慣らしてあげましょう。慣れてきたら少しずつ日光の当たる場所に移動て様子を見ましょう。

個人的に最も重要と思うポイントは次の3つ。

  • 日光:多肉植物には日光が大切
  • 風通し:多肉植物は湿度が高い環境は苦手なため、風通しが良く土が乾きやすい環境が大事です。
  • 水やりのタイミング:加湿にならないように控えめに。

日光:多肉植物には日光が大切

多くの多肉植物は十分な日光を必要とします。
直射日光を浴びることで葉の形状など健康的にコンパクトに育ち、秋の紅葉にも影響します。
また、日光不足は「徒長(とちょう)」と呼ばれる葉や茎が本来の形よりも伸びすぎてしまう原因にも。

夏の直射日光には要注意!
葉や茎が日焼けして「葉焼け」ダメージを受けてしまいます。

風通し:多肉植物は湿度が苦手

適度な風通しを確保することで、湿度を調整することができます。
風通しが悪い環境では水はけのよい土を利用し、なるべく乾燥気味に育てるよう心がけましょう。


初めて多肉植物を育てる際に難しいといわれるのが夏越しです。
高温多湿な環境で、土が濡れた状態で30度を超える夏の暑さで蒸れによるダメージで枯れてしまうのです。
風通しが悪いと、ダメージを受ける確率が格段にアップします。

対策としては、扇風機の設置や、土を鹿沼土オンリーにするのも有効。
扇風機については、屋外でも充電式の小型扇風機設置するタニラ―さんもたくさんいます。
(タニラ―とは多肉植物愛好家の愛称です)

私も1年目に鹿沼土だけで育ててみましたが蒸れて枯れることはほとんどありませんでした!

水やりのタイミング:加湿にならないよう控えめに

風通しの説明でも書きましたが、基本的に乾燥気味に育てることがポイントです。
植物である以上、水は必要ですが、多肉植物は自分の葉の中にある水分でことが可能です。
なので恐れずに限界まで我慢してから水をあげるくらいがちょうどいいです。

日光に当たるよう外で育てると、雨という自然の水やりの影響も考える必要があります。
梅雨は雨が多く、日光が少ないという多肉植物にとっては我慢の季節です。

土が完全に乾いてから数日あけて水をやることで根っこが水を求めて伸びていくと言われています。

多肉植物の増やし方 葉っぱ1枚からでも増えちゃいます。

多肉植物の魅力の1つは増やしやすさです。中でも葉挿しといわれる増やし方は葉っぱ1枚から増やせる簡単で効果的な方法です。多少時間はかかりますが、出てきたらラッキーくらいの気持ちでやってみては。

また、胴切りといって釣り糸のようなしっかりした糸で茎を切って増やす手法も。
胴切りは成長した多肉植物の茎を切り、頭側はそのまま土の上に置くことで発根し、根元側からは断面付近から新芽が伸びてきて増えていきます。

増やし方については、また別の記事で詳しく説明したいと思います。

まとめ

この記事では、初心者に向けて、多肉植物を育てる際の心構えと準備についてお伝えしました。

簡単そうに思える多肉植物。
育てると意外と大変というお話でした。

まずは自分の家の環境を知り、購入後はゆっくりと慣らしてあげる事。
注意点は下記の3点。

  • 日光
  • 風通し
  • 水やりのタイミング

水やりのタイミングは天気予報を見て、風速や降水確率もチェック!

本やネットで調べたとおりに育てても、うまく育たないこともある。

なぜなら、、、育てる環境は人それぞれ。
自分の家に合った育て方は自分でしか調べられないって事。

まずは自分にあった育て方を探すことを楽しみましょう。

ごまもち
ごまもち

お気に入りの多肉植物を見つけたら、勇気を出して育ててみて欲しい。

ちゃっぴー
ちゃっぴー

まずはお試しセットを買ってみるのも良いと思うよ。+

ネットショップで名無しちゃんを大量に購入できるセットもあるよ。

自分の好きなタイプの多肉植物を探してね♪